もともとは社会正義に携わる検察官を目指して司法試験の合格を目指しました。しかし、大学・大学院と法曹実務の仕事を知るうちに、必ずしも検察官だけが社会正義に貢献するわけではないこと、より自由な形で社会に関われるという点で弁護士の方が魅力的に感じたことから、弁護士を志すようになりました。
出身は福岡県八女市という田舎町ですが、大学・大学院は早稲田で学び、熊本での司法修習を経て福岡市内の事務所に就職しました。弁護士になって6年目に、縁あってHi法律事務所に入所し、今も勤務を続けています。
一番の理由は、仕事がしやすそうだと感じたからです。具体的には、福岡事務所の支店長である川波弁護士が修習同期であったことや、所属弁護士が個人で請け負う仕事(いわゆる個人事件)について制約がほぼないことなどが挙げられます。
同じ弁護士でもどのような働き方が魅力的だと感じるかは人それぞれだと思いますが、私にとっては組織内でのストレスをあまり感じることなく働けるのがとても魅力的でした。実際に約5年勤務して、今もそのように感じていますし、本店や他支店の弁護士も皆優しくフレンドリーで、とても働きやすいです。
事務所の特色として、債務整理(任意整理、法的整理)や離婚、交通事故案件が多いので、基本的にはそれらを担当しています。入所以前から債務整理に注力していることは伺っていましたので、その点で特段のギャップはありません。
ただ、案件数は思っていた以上に多く、実際にたくさんの案件をこなしていると、依頼者の方から別件の相談を受けたり、お知り合いの紹介を受けたりといったことも比例的に増えていきます。そうすると、上記以外の案件に触れることも当然増えていきますので、良い意味で刺激をもらっています。
入所した時点では、正直なところ債務整理事案について片手で数えるほどの経験しかなく、何から着手すればいいのか、どのようなスケジュール感で動けばいいのか全く分かりませんでした。もちろん、所属弁護士には自由に質問できますし、最初のうちは相談に同席して一緒に方針を組み立てるといったOJT的な指導を受けました。
数多くの案件に関われるため、私に限らず、入所して1年もすれば一通りのことはできるようになります。助言を得ながらではありますが、初めて法人破産の案件を処理できたことは、思い出深いです。
福岡事務所では今、私と支店長の川波弁護士の2人体制で業務をこなしています。修習期では同期、事務所内では先輩後輩という関係ですが、それゆえお互いに相談しやすい関係を築けているのかなと思います。同年代の子を持つ父親という点でも共通点があるので、話題には事欠きません。
また、本店・他支店の弁護士ともやりとりできる環境が整っていますので、事件処理の関係で一人頭を抱え込むということはありませんし、弁護士と事務員のコミュニケーションも、良い意味でカジュアルにとれています。
弁護士になった当初、先輩弁護士の背中を見て感じたのは「単に多くの知識をつけ使いこなすのが一人前の弁護士というわけではなく、まず人としての信頼を得られるのが大前提である」ということでした。
弁護士歴10年を超え、数えきれないほどの依頼者、相手方と関わりましたが、同時に私生活でも子供をもうけ、子供を通して社会と関わる経験もしてきました。日々依頼者の期待に応える法律的な知識・経験を得て成長すべきことはもちろんですが、一人の人間として信頼してもらい、何でも相談してもらった上で「山浦弁護士が言うならそうなんだろう」と言ってもらえるような弁護士を目指しています。